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弥四郎塚(やしろうづか)
弥四郎塚内部
用水路(現在はコンクリートになっています)
用水路の様子
用水路(現在はコンクリートになっています)
用水路の様子
大将軍山の麓, JR呉線沿いの内海浦尻に,祠のような建物に大きな自然石が据わる「弥四郎塚」があります。弥四郎は,江戸時代後期の文化文政期,付近の灌漑の利便を飛躍的に向上させた功労者です。
弥四郎は,中切川中流の中切村側に取水口を設け,南薫造記念館付近まで,延長約1.5キロの用水路を完成させました。サイフォンの原理を応用して高地に水を運んだり,夜間並べたたいまつで高低差を読んだりと,巧みな築造技術が使われ, そのおかげで,1.5ヘクタールの新たな農地が生まれました。
弥四郎の評判は近郷近在に知れ渡り,賀茂郡内など各地に出かけるようになり,その後の消息は内海村から途絶えしまいました。しかし,この用水路は「弥四郎いぜ(井出)」と呼ばれ,地元の農民は没後も現地に弥四郎塚を建て,今に至るまで供養を続けています。
所在地 | 広島県呉市安浦町 |
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アクセス | JR呉線 安浦駅から徒歩20分 |
その他 |
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